▲ シリウスとナイル川の神秘的な関係
古代エジプトでは、毎年シリウスが一度地平線の彼方へ沈み、
約70日間その姿を消した後――
7月頃、再び東の空に現れるタイミングで
『ナイル川が氾濫する』という現象が起きていました。

まるで、星の再来と水の到来が連動しているかのような
非常に神秘的な出来事です。
ここから『水』がキーワードになります。
⸻
▲ “水”がもたらす生命と繁栄
エジプトは広大な砂漠地帯であり、
生命を支える水源はナイル川でした。

ナイル川が氾濫することで、
肥沃な土壌がもたらされ、農作物が豊かに育つようになります。

つまりこの現象は単なる自然現象ではなく、
水を始まりとした「生命」と「繁栄」をもたらす
極めて重要な出来事だったのです。
⸻
▲ Sirius=水を司る存在
この周期的な現象から、古代エジプトの人々は
Siriusを
“水をもたらす星”
“生命を導く存在”
として崇拝するようになりました。

⸻
▲ 神格化されたSirius
そしてSiriusは、神としても表現されています。
代表的な存在が――
・イシス
エジプト神話における豊穣の女神であり、
オシリス の妻。
生命・再生・母性を象徴する存在です。

・ソプデト
Siriusそのものを神格化した女神。
頭に星を戴く姿で描かれ、豊穣を司る存在とされています。

この二柱はいずれも「豊穣」と深く結びついており、
Sirius信仰の核心を象徴しています。
⸻
▲ 星と水、そして生命の繋がり
これらを総合すると、
Siriusは単なる“明るい星”ではなく
・水をもたらす存在
・生命を育む存在
・繁栄を導く存在
として、古代エジプトにおいて特別な意味を持っていました。
このようなことからも、ピラミッドの構造にSiriusが関係していたことも納得出来ます。